多業多福とは
多業(マルチワーク)で
地域と繋がる、新しい経験をする、
自分がみつかる
自分らしい働き方をして、地域に関わってみたい。
複数の仕事を同時にすることで、地域との適性を見極めたい。
そんな思いをもつ方を応援する取り組み「多業多福」をはじめます。
一つの仕事のみに従事せず、同時に複数の業務に携わる。
季節や時間によって、仕事の場所や内容を変える。
こうした固定観念にとらわれない働き方は、多様な価値観を得ることや、
地域で生きる上でのウェルビーイングにも繋がるはずです。
「多業」には”季節労働”にとどまらない可能性があります。地域に貢献したい、
自分らしい働き方を見つけたい人にこそ、挑戦する価値がある。
食べるため、生活のために働く「ライスワーク」というだけではなく、
自己実現につながる「ライフワーク」になりうる、新しい働き方ともいえるでしょう。
「多業多福」の取り組みを通じて、「多業」を地域のスタンダードにし、
地域で幸せに働ける人を増やすことを目指します。
多業多福は、移住スカウトサ
ービス「SMOUT」を運営する面白法人カヤックと、
人を起点として、地域に事業を生み出す株式会社さとゆめによる取り組みです。
あなたはどのタイプ? マルチワーク5分類
多業多福が提案する新しい
マルチワークスタイル。
このような働き方を増やしていきます。
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1
季節労働型
季節によって仕事を変える -
2
適性探索型
自分に合った仕事を見極める -
3
時間区分型
1日の中で時間によって仕事を変える -
4
教育研修型
短期間でさまざまな職業に従事し
経験を積める -
5
地域体験型
地域の中の複数の集落で活動する
マルチワークに関するQ&A
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マルチワークを支援する制度はあるの?
2020年6月に施行された「地域人口の急減に対処するための特定地域づくり事業の推進に関する法律」を根拠法とする総務省の「特定地域づくり事業協同組合」制度があります。人口が急減している地域を対象に、農林水産業、商工業等の地域産業の担い手を確保するための事業を行う事業協同組合に対して、自治体が財政的、制度的な支援を行うというものです。
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地域への移住が前提になるの?
地域の事業所での勤務が原則となり、リモートワークは想定されていません。また、もともとその地域に住んでいる人、通勤する人、外国人、高齢者なども対象となります。
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副業をすることはできる?
地域での仕事がないときに副業することは可能です。ただし、あくまで地域内の事業所での勤務が主な業務である必要があります。
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どんな地域でマルチワークができるの?
「地域人口の急減に直面している地域」と定義されています。高齢化の進行、若年層の減少、人口密度や地域の事業所数など、さまざまな観点から都道府県知事が適切と認めた地域が該当します。
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マルチワークをした後のキャリアプランをどう考えればいい?
マルチワークをした中で自分に合う企業や団体への就職、それ以外の別の企業での雇用、さらに地域での起業等が考えられます。
多業多福カタログ
多業多福を実現した人、
実現できる地域をご紹介します
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複業協同組合
特定地域づくり事業をただの派遣事業にしない。「智頭町複業協同組合」が推進する“林業マルチワーカー”という働き方とその仕組み
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マルチワークを知る
地域も個人も、いきいきと輝く。都市部と地域をつなげる、「マルチワーク」のすすめ
地域の方向けサポート
多業多福に取り組みたい団体さま向けに、
カヤックのソリューションも活用しながら
さとゆめが立ち上げから運用まで
サポートします。
地域側の人材ニーズと都市部人材のニーズを見極めた上で、
特定地域づくり事業協同組合(以下複業協働組合)の立ち上げやマッチング支援を行っていき、
地域と人材のアンマッチを防ぎながら、地域の事業を守り育てていくことをパッケージ化してご支援していきます。
サービス全体像
準備期
1:地域内の人材ニーズ調査
2:地域・都市部ニーズを満たす
コンセプト設計
3:都市部人材ニーズを満たせるのか
マーケティング調査
立ち上げ期
4:組合の立ち上げ支援
5:マルチワーカー採用支援
運営期
6:事務局運営支援
7:人材定着キャリア支援
マルチワーカーというキャリアを
広げるためのムーブメントづくり
8:機運醸成に向けた情報発信・学び合い
制度を活用した特定地域づくり
事業協同組合にむけた準備
〜マッチング〜日常の運営まで
一気通貫した支援を行い、地域の産業の
維持・成長を実現していきます
支援内容案 〜準備期〜
どの事業に、どんな人材を、
どんなタイミングで供給していくのか。
そのために、都市部人材に地域の
どんな魅力を伝え、仲間になってもらうのか
を設計していきます。
1:地域内の人材ニーズ調査
地域内事業者や生産者などを対象に、人材ニーズ(期待する役割や時期、人材要件等)の調査、分析
- アンケート、ヒアリング調査を通じて求める人材像や規模、時期などを可視化
- 組合に参画してらもう事業者の方の候補なども検討
2:地域・都市部ニーズを満たす
コンセプト設計
都市部人材ニーズは単なる労働機会を求めてるわけではないので、その地域や仕事を通じてどんな成長機会になるのか、訴求ポイントの設計
- 地域や仕事の特性などから都市部人材に刺さるコンセプト・複業のフレーム・サポートシステムなどを設計
3:都市部人材ニーズを満たせるのか
マーケティング調査
地域と都市部ニーズを満たすマルチワークの仮説を移住への感度高い層へぶつけ、検証
- 会員数約4万人の移住プラットフォームSMOUTを活用し、アンケート調査を実施
- 結果をもとにコンセプト・複業のフレーム・サポートシステムなどの磨き上げを実施
ご支援イメージ
特定地域づくり事業協同組合制度×
地域資源を活用した
新たなマルチワーカーの創出
「稼げる農業」を学んで、実践
季節に応じた生産・収穫・加工などを
学べる高付加価値農業特化型マルチワーク
〈地域内の事業者ニーズとマルチワーカーの
ニーズ双方を満たす働き方の設計〉
季節ごとの
農作物の生産支援
生産以外の時間は
商品開発や販路開拓
単なる労働力でなく、地域の新たな
産業創出をマルチワーカーと
共に目指していく。
ご支援イメージ
マルチワーカーのキャリア支援を実施し、
優秀な人材が集まり続ける仕組みへ
マルチワーカーの実現したい
キャリア支援や学びの機会など、
地域に飛び込んで挑戦する人材が
集まる環境を整備
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稼げる農業塾
その地域ならではの学びを整理し、マルチワーカーがノウハウをしっかり身につけ、実践する機会として仕事に取り組める環境を整備します。
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全国の横のつながり
全国のマルチワーカーとつながる機会を設け、課題感やノウハウの交換を行い、切磋琢磨して成長していく機会を設計します。
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キャリア面談
仕事や地域での暮らしを通じて何を実現したいのか、どんな出口を描いてマルチワークに取り組むのか、ひとりひとりのキャリアに向き合う体制を整えます。